民家再生計画【古いを生かす】

民家を再生させる上で大切な事。。。

おおよそ、戦前に建てられた古民家は良質な国産材を使用しているという点で、
【優れた材料の長所を活かす事】昔ながら古民家にみられる、黒光りした古い趣のある既存の横架材の存在を認め、そのものを次の住まいにそのまま活かす。

建築家ミース・ファン・デル・ローエ
『古びた時に美しくなるかどうか、、、』という事で材の善悪を判断したようである。

まさに古民家に象徴される伝統的架構は、幾年の時を越えても変わらない、匠の芸術品でありながら、地元でとれた良質な材料を使用したものであり。

年を重ねるほど美しい産物である。

文化と技術の継承。。
これにこそ、循環していく建築社会の真骨頂、民家再生の魅力ではないだろうか?

古民家の古い趣を受け入れ、現代のデザインを融合させていく事が環境にやさしく包み、そして文化を柔らかく伝えていく事になります。

そういった、観点で柔軟に、美しく、丁寧な再生計画をし、品格ある再生建築をしたいものです。