神奈川古民家1【横浜市都筑民家園】

あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い申し上げます!

今年1月のブログは神奈川県の古民家特集ををアップしていきたいと
思います。

第1回として、横浜市都筑民家園内にあるの旧長沢家住宅を紹介

長沢家は、横浜市歴史博物館から程近い都筑郡牛久保村(現在の牛久保町)にあった旧家で、江戸時代の一時期、村方三役の名主役や組頭を勤めています。

旧長沢家住宅の建築年代は、新しい形式も取り入られているものの、柱の一部にチョウナ仕上げが見られること、
土間境の柱が大黒柱となっていないこと等の古い形式を残しているため、
横浜に残っている民家の中ではかなり古いものであることがわかりました。

長沢家が建っていた、かつての環境は、丘陵地の裾にあって、屋敷の南側が谷戸田の水田で、その東に肥料小屋の「しもや」、西南に物置、東南に車庫があって、東北には竹薮、北側には太いケヤキの老木がありました。


旧長沢家住宅の間取り・・・

築年は江戸時代とされていて、屋根は茅葺屋根。

【ナカノ・オク】
名主の役宅としての接客間
2室畳敷き、天井、3尺床の間

【ヒロマ】
板敷きの間で、家族団欒、親しい仲間との楽しい一杯をここでされていたのでしょう。そして、夜なべ仕事をする場所でもあったといわれています。

【土間・ヒロマ境】
非常に状態の保たれている柱4本

【土間の梁組】
当時の技術が残されている土間の室小屋組み

入場料は無料で、
毎月さまざまな催しがされいます。

現地での探求をもっと深く踏み込んで学んでいけば、
その歴史や時代背景が見えるものです。

一度、足を運んでみてはいかがですか?

横浜市都筑民家園HP