古民家見学ツアーの魅力 K様の声

原邸「ケヤキの殿堂」から学んだもの
見学の初回に訪れた家屋で、建物の管理状態が思いのほか良好であることについての驚きました。
「全て欅を使用して建てられている家屋である」とのご説明で大いに納得した次第です。
自社仏閣等の歴史的な建造物についても、家屋の材質まで関心を持って見学する
ことで更に視野を広めることが出来ると思いました。江戸末期の建造物など、以外と身近
に残っています。

福島県 旧鈴木家(宿場)から学んだもの
いよいよ本格的な茅葺の古民家です。鈴木家邸宅より古く、外壁も土壁の質素な造りでしたが
本日のツアーとしては、先人の知恵と技に初めて出会うことが出来た大変興味の沸く家屋
でした。もちろん当時としては裕福な家主であったと想像できますが、その土地にある部材を
使い極めて合理的に作られた家屋(宿屋)であることを理解しました。


長野県 旧三澤家の板葺からまなんだもの
本日、最も関心を引いた家屋です。理由は極めて簡素ながら、風雪に耐え、永年に亘り寒村に
居住する庶民を守り抜いてきた家屋であるからです。萱さえも手に入らない山村の部落では
板と石を使い屋根を葺いていたことなど、ご説明いただくまでまったく知りませんでした。しかも
簡素な造りにも先人の知恵が一杯詰まっており、屋根の板一枚までも大切に再利用していた
ことなど大いに驚きました。

古民家をWebで探すと、長野県や新潟県で思いのほか数多くの不動産に
出くわします。写真で見ると少々古いものの、まだまだ十分居住できる家屋が
しかも先祖から何百年と続いて守りづつけて来たものが、僅か数百万円で
売値出ている現実に驚きがありました。
単なるステータスとしての輸入高級車1台の価値と、重厚で歴史を重ねた家屋
が一緒であるはずがありません。しかも先祖代々から受け継ぐ、生業を紡い
で来た土地までも一緒に売り渡しての価格です。
高齢化社会と、現代の貧しい農業政策のために泣く泣く売り渡していることが
想像出来ます。
貴会の、古民家に価値を見出してこれからも存続のために力を尽くしてゆく
お考えには大賛成です。
小生も微力ながらお力添えできれば幸いと考えました。
今後とも宜しくお願いします。


アンケートありがとうございます。
大切な意見です。

古民家を存続させていく活動ともどもにしていきたいと思います!