古民家再生シリーズ1【古民家の棟数】

日本に存在する良質な国産木材を使った伝統工法の古民家は戦後、米材使用の現在にあるボルトを使った在来工法が経済的にも大量生産できて、良いとされ。
手間のかかる古民家は次第に遠ざけられ、建築基準の制定により、伝統工法は規制され、新築を減らすばかりか、古いものは廃棄されてしまい、この60年間で一気に古民家は減ってしまったといえます。
 
これは全国レベルでの状況ですから、当然、わたしたちの住む街も例外ではありません。
 
総務省 住宅土地統計調査」によると
終戦前の建物(古民家)は
 
●(昭和63年)2435400棟
22.2%減少
●(平成5年)1897200棟
24.9%減少
●(平成10年)1422500棟
 
という減少傾向にあります(古民家検定本・古民家鑑定士認定講習資料より)
 
しかしながら、都道府県古民家0の地域は無いわけで、街を歩いていると案外あります。
古民家鑑定士は少ないけれども案外ある古民家を探しています。
 
このような古民家の材は、二酸化炭素をフィックス(固定)しており、古材は炭素の固まりであります。
古民家は第二の森林と呼ばれている所以がそこにはあります。
 
まだ、残っている古民家。。
古民家鑑定士はその古民家を活用する提案をし、森を助ける役割を担う重要な立役者であります。
 
日本の環境と文化。
これ守ることはこれからの時代の『最優先課題』であると感じるものでございます。
 
【一般社団法人神奈川県古民家再生協会】