神奈川県古民家7【相模原市 古民家園】

神奈川県内古民家紹介 第7回は相模原市緑区相模川自然公園にあります

相模原市古民家園」

です。

古民家園は、平成10年4月、相模原市大島の相模川自然の村公園内に開園しました。
園内に移築・復元された「旧青柳寺庫裡(きゅうせいりゅうじくり)」は、江戸時代中期に建てられたと推定される建物です。


神奈川県下の近世上層大形民家の間取りや構造を基本としながら、土間の妻側にも入口を設けた「妻入り(つまいり)」の形式となっていることなど庫裡独自の要素を保っています。


県下では、茅葺き屋根の維持が困難なことや生活の変化のため、近世の庫裡はあまり残っていません。



旧青柳寺庫裡は年代が古いにもかかわらず保存状態が良く、近世における庫裡と民家との建築的関連を考えるうえで貴重な建物です。
(注)庫裡とは、もと寺の台所をいい、転じて、住職や家族の居間のこと。

伝統的な職人の技がいたるところにあります

絡み合う木組み

匠の技です。

欄間にも・・・

民具もあります


旧所在地 相模原市上鶴間2958番地 青柳寺内
建築年代 18世紀初期(江戸時代中期)
規模 桁行十間半、梁間5間、木造1階
屋根構造 茅葺寄棟造(土間の妻側のみ入母屋造)

営業時間.
午前9:30〜午後4:30
(7、8月は午後5時30分まで).
.定休日.
12月28日〜1月3日.


いかがですか?