重要文化財の調査

本日 5/31は
古材の日です。

今日このよき日に
グリーン建築推進協議会 
一般社団法人神奈川県古民家再生協会

が、

川崎市立日本民家園 重要文化財
「作田邸」の震災被害の実態調査をさせていただきました。

今回は関東一円から、経験実績のある伝統資財施工士8名が
日本民家園に集結いたしました。

今日の調査は築300年の文化財の梁が抜けるという被害を受けたためお伺いさせていただきました。


現場の職員への聞き込みは大切です。

梁一つの原因を探るため外の調査も欠かしません。

何一つ逃しません。さすが伝統資財施工士です。

複雑に組まれた梁から、徹底的に調査をしました。

今回の調査は
●震災後の現状と今後、本震(或いは強い余震)が来た際に起こりうる被害は何か
●抜けた梁に関してこれを補修・復元する方法
●その他、これ以外に修復するべき箇所

等を図面に書き込む形で調査しました。

最後にディスカッションをしあい、
・再生する技術
文化財の法令
・移築の難しさ
・作田邸の歴史
・古材の価値
等々

ハイレベルな語らいが行われました。

今回の伝統資財施工士の意見を基に
報告書を作成し、行政へ働きかけと、復元方法の提案をいたします。

古民家を未来に語り継ぐために、最良の方法を提案いたします。

グリーン建築推進協議会
全国各地の古民家再生協会による

古民家鑑定士・伝統資財施工士による強固な連帯で日本の文化を守ります。

江戸の循環型建築=グリーン建築

現在、古材を活用する問い合わせが入っています。

現場の調査にお伺いしましたが、

古い趣のある古材を再活用して、デザイン性を向上させていこうとの計らいがあります。
私からもう一言添えるならば、

「あなたは環境に良い建築(グリーン建築)をしていますよ・・・」

と賛嘆してあげたい。


グリーン建築を望む人にグリーン建築の感動を伝えていきたいと思います。


グリーン建築の定義とは

(1) 新しく建築をするにあたり、全てを捨てることなく、活かせる資材(伝統資財)を活用する。
(2) 新しい建築をするにあたり、将来再利用できる資材を使用する。
(3) 使える建物に関しては、出来るだけ長期間使用できる提案を行う。

です。

素晴らしい事です。
古民家の再生・古材の再活用

江戸時代の常識・・・・グリーン建築です。

古民家再生時の心得

古民家を再生させるということはまだまだ一般的とは言えませんので、
注意する点が建築主も施工士もたくさんあります。

古民家は日本の封土に適するために長年改良を加えながら発展してきたし
基本的にはその土地ので育った樹木や材料を使っています。

その点を踏まえて以下の心得を持っていきたい。

【建て主】
●古民家再生の目的をはっきりさせる。
●設計者、施工者と現場でコミュニケーションを図る
●設計者、施工者への注文は優先順位をつける
●総予算を明確に提示する
●古民家再生は住み続けることの通過点と考える
【設計者・施工者】
●古民家調査を綿密に行う
●現場管理を密に行う
●古民家が持つ文化や技術を後世に残していこうとの意思を持つ
●伝統の技術を謙虚に学ぶ姿勢
●移築再生でも文化を引き継ぐ気持ちを持つこと

などなど心得が必要です。

古民家の知恵に感謝をし、

古民家の知恵を活用していくことが重要です。

神奈川県古民家再生協会は、そのサポートをさせていただいております。
入力フォームにてどんな事でもお問い合わせください。


一般社団法人神奈川県古民家再生協会

布陣が揃いました

現在、5/31に
グリーン建築推進協議会と一般社団法人神奈川県古民家再生協会ですすめています

川崎市日本民家園 国重要文化財 築300年古民家「作田邸」
の震災被害状況調査のため首都・関東近辺で
古民家鑑定士・伝統資財施工士を中心に集まりました。

皆、古民家再生の移築士であったり、宮大工であったり、様々な方々からご応募を頂き
いよいよ布陣は整いました。

5/31の調査状況を日本民家園さんにご報告をし、今後再生方法を提案をしていきたいと
思います。

文化財修復には長い長い年月がかかるかも知れませんが、
確実に一歩一歩、当協会も頑張ってまいります。

一般社団法人神奈川県古民家再生協会

文化財調査で問い合わせをいただいております

先日発信いたしました
川崎市日本民家園の国重要文化財「作田邸」

工務店さん・建築会社・伝統資財施工士・古民家鑑定士からお問い合わせいただいております。
中でも経験ある棟梁からの問い合わせは多い。

「民家を守っていきたい」
その情熱が伝わってきます。
大変にありがたいことです。

日本の文化財は日本伝統建築に対し理念をもっている皆で守っていくものであると痛感しています。

現在facebookの

古民家110番

におきまして古民家に関する情報が配信されています。

みなさん「いいね」をクリックして古民家に関する古民家情報を得てください。

古民家継承は。。。あなたの身の周りから。。。

古民家見学ツアーも毎月開催中!お申込みお早めに・・・

一般社団法人神奈川県古民家再生協会

緊急募集!国指定重要文化財「作田邸」震災被害実態調査!

緊急募集!国指定重要文化財「作田邸」震災被害実態調査!

3月11日の東日本大震災により、あまり報道をされていませんが神奈川県も大きな打撃をうけました。

川崎市立日本民家園では、残すべき日本の文化である古民家25棟中、国の重要文化財の指定を受けている築約300年の作田邸の梁が抜けるという重大な事故が起こりました。

作田邸は松の自然な曲がりを利用し、匠の技が発揮された遊び心のある構造で建築技術の高さで有名な古民家です。

今回の震災でこの入り組んだ梁の一部が抜けましたが、これを修復する方法が見つからないとの情報が入りました。

古材の強度の数値も分からず、規格のない部材で、300年前の古民家という事で構造も分からない。従来の研究成果では答えが出ない状況であるそうです。

そこで、古民家鑑定の経験を活かし、伝統資財施工士、古民家鑑定士の皆様の知恵と経験を集めて、この残すべく日本の住文化を未来の子供たちへ継承していく為に現地を訪問し、どのような解決方法があるのかを議論していただく場を作ろうと提案いたします。
そして、ご参加頂いた皆様の意見を一般社団法人神奈川県古民家再生協会でとりまとめ、行政並びに川崎市立日本民家園へ提言を上げようと考えております。
ついては本趣旨にご賛同頂ける方は下記日程での調査にご参加頂きたいと思いますので、お手数ですがご参加頂けます方は

グリーン建築推進協議会(TEL:0120-923-043)までご連絡いただきますようお願い申し上げます。

■調査予定日 
・5月31日(古材の日) 13:00〜16:00

■調査実施団体
・グリーン建築推進協議会
・一般社団法人 神奈川県古民家再生協会

■調査方法
古民家鑑定士、伝統資財施工士の有志によって日本民家園園長、民家園役員立会いのもと現地調査を目視により行い、意見を交換し合いながら提言をまとめる為のディスカッションをおこないます。

■参加申込方法
5月26日正午までにグリーン建築推進協議会へ電話(0120-923-043)にて参加申し込みのご連絡をお願いします。
行政並びに川崎市日本民家園への申請等の関係上当日の参加はできませんのでご注意ください。

尚、調査に際し日本民家園への入場料が別途必要となります。また調査に際しての交通費等は各自ご負担願います。

【調査並びに提言取りまとめ窓口】
一般社団法人 神奈川県古民家再生協会
神奈川県川崎市宮前区初山2-1-18 エステートY103
理事長:田畑 力
TEL:044-789-8435  FAX:044-977-7306  E-MAIL:info@kominka-kanagawa.com

【本調査への参加窓口】
グリーン建築推進協議会
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-16-6
パレ・ジュノ3階(厚生労働省認可財団法人職業技能振興会内)
事務局長:川上 幸生  受付:宇都宮 歩
TEL:0120-923-043  FAX:089-968-7787  E-MAIL:kawakami@g-cpc.org

小田原市の古民家

小田原市に行きました。

小田原城下の城下町にはまだまだ味わいのある古民家が沢山残されております。

目を閉じると・・・

明治・昭和の商屋を営む人で溢れる、気品漂う町が見えてきます。

現在もパワースポッット観光地として人気のある町です。

神奈川県古民家再生協会は、こうした

古民家の町並み保存・修景

古民家再生・移築・修繕に相談窓口

古材再活用・提案相談窓口

として、これから
皆様のお役に立てるよう頑張ってまいります。


一般社団法人神奈川県古民家再生協会