古民家の価値・・・無いとお思いではないですか?

古民家の調査に伺うと、
古民家に住んでいる方からすると古民家は
価値のないものだとお思いの方が多いです。

一度、伺った民家での会話

ある日、おばあちゃん(古民家ユーザー)の家に孫が友達を連れてやってきた。
そこで、子供が言った言葉は

「○○ちゃんのおばあちゃんの家は家の中に土があっておんぼろ屋敷みたいだね・・・」(とても正直です)と・・・

おばあちゃんは答えました

「そうでしょう?おんぼろ屋敷なのよ・・・

こんな会話がされたことがあったそうです。
すごく管理された古民家で、とても上手に使われている古民家でした。

土間と黒い梁や暗さなどで、そう思ったのでしょうか。。。

お年寄りの方は住んでいるからでしょうけど、「機能性がなく」「汚い」「古いから価値がない」と言う人が多い。
子供は古民家なんて見たことがないので初めていく古民家はお化け屋敷か、何かに見えてしまうかもしれない。

実際、古民家見学ツアーでは「暗くて怖いから」古民家の中に入ろうとしない子もいた。(後で慣れましたけど・・・)

逆に若者や中層の方々は、古民家に対してとても興味があり価値があると思っています。
それは、その良い感じの暗さ、黒光りした梁などをみて、「いいね」
と思う。


価値観はそれぞれですが、
中年齢層は古民家に暮らしたい。という方は大変多くいらっしゃいます。
高年齢層は古民家を出来れば手放したいと思っています。
子供は関心がなく、ただ変わった家だと思っています。どちらかといえば怖い印象があります。

この年齢層の間に未来に古民家と文化を残すために、どのようにかかわっていくか今後楽しみなところです。

一般社団法人神奈川県古民家再生協会では

今後もの活動を進め、古民家の価値の創造の事業を進めてまいります。

お問い合わせは↓
info@kominka-kanagawa.com