日本も中国変わらない、悲しさ・・・

中国は広大な国土と日本よりもはるかに長い歴史を有する国である。



中国では紀元前6000年頃からすでに黄河流域に新石器文化が芽生え、世界4大文明のうちの1つ、黄河文明が起こった。紀元前1500年頃には中国最初の王朝、殷王朝が成立し、甲骨文字や青銅器などが発明された。その頃まだ日本という国は誕生しておらず、紀元前100年頃になってようやく日本の各地にそれぞれの小国が成立しだした。



中国ではさまざまな文化が発達したが、中でも目を引くのは建築技術である。



わたしも中国に長年日本でお世話になった中国の友人がおりますが、

ちょいちょい中国には行きます。建築を見に行くのと、観光で・・・(最近はここ何年かいっていない)

やはり建築文化見ると圧倒的なスケールに驚かされます。

ただ、今、中国でもこの伝統建築が人口の増加により破壊されているらしい・・・

近代化し、便利な世の中になるのは良いことであるが、古くからある伝統的な風景や建物がその犠牲になるのは、何ともいえない気分である。


 中国には国の重文や世界遺産に登録された建物などが多く、それらは保護され残される。たとえば歴代皇族の住まいである「故宮」、その別荘地である「頤和園」、祭祀を行った「天壇」などは旅行のガイドブックに載るほどのものであるから、今後取り壊されたりすることはないであろうが、それら以外にも中国には古くても魅力的なものが多くある。それは普通の商店街だったり路地だったりするが、そういうものこそ、いつまでも残していってもらいたいものである。



以下【大紀元】よりhttp://www.epochtimes.jp/jp/2010/08/html/d99059.html



大紀元日本8月9日】中国各地で行われている都市開発は、過度な資源の浪費を促しており、各地で高層ビルを競って建設しているため、価値ある伝統建築物や文化遺産が取壊されていると、国家文物局の単霽翔・局長がこのほど指摘した。中国国内メディアが伝えた。

 「中国の文化遺産の保護は最も困難で、最も深刻、最も大事な時期に差し掛かっている」と単氏は指摘した。各地で行われている都市計画は無計画で、「建てたばかりの建物を取り壊す」「やたらと欧米風にしたがる」「中小都市はむやみに大都市を真似する」「建築物の歴史的価値を顧みず取り壊す」などと問題点が多いという。

 同氏は特に伝統建築物の取り壊しに反対の姿勢を示した。「長い年月にわたって蓄積されてきた文化がそこにある。都市の歩みの記録として最も価値のある伝統建築物には、何世代もの暮らしが染み込んでおり、簡単に取り壊すべきではない」と指摘した。安易な取壊しよりも、後世のために保護と再生に努めなければならないと論じた。

 中国国内メディアによると、過去30年間で、むやみな都市開発により取壊された遺跡は数万ケ所に上るという。北京だけで1990年以来、443万平方メートルの伝統家屋が取壊されており、北京の商業地の4割はその跡地に建てられている。600年の歴史を持つ北京の「鼓楼・鐘楼」地区も今、再開発の危機に直面している。

 今年4月にも、中国の住宅都市・農村建設部のトップが、中国の建造物の寿命は25−30年しかないと発言している。イギリスの132年や米国の74年より、遥かに短いと指摘していた。

 なお、英紙「ガーディアン」もこのほど、中国のむやみな建て替え、無計画な都市開発は資源の浪費をもたらしただけでなく、歴史ある中国の町並みを薄っぺらで、味気ないものにしていると苦言を呈していた。



中国の「大紀元」から抜粋



日本も、中国も同じですね。。。

伝統は守らなければなりませんね。。。




人間のエゴ恐るべし・・・



観光にいくとあまり写真をとらない私ですが、

貴重な写真を入手したのでアップします。


下にチョコンと写っています



これも・・・



後は飲んでたり、飯食ってたりの写真だったので、特に僅かですが、感動した建築です。